The Hound on Internet
presents

オン・ライン読書会「シャーロック・ホームズを読む」の過去ログ
馬車男


トップ>企画案>シャーロック・ホームズを読む過去ログ>「ボヘミアの醜聞」
オン・ライン読書会の「ボヘミアの醜聞」の過去ログの3ページ目です。 1ページ目はここ。 2ページ目はここ。 4ページ目はここ。

2に入りましたね!  投稿者: KUKU  投稿日: 2月28日(月)23時06分38秒
私が2で好きなセリフは『彼が探偵家になったということは、科学界にとって一個の明敏な推理家を失ったことになるし、劇壇もまた、一人のすぐれた名優を得そこねたことになるわけである。』という部分です。本当にその通りだと思います。

それから、ここに出てくる?名優ジョン・ヘア?とは実在したのでしょうか?自分でも調べてみたのですが、良く分からず・・・実在したのなら、写真でもあればどんな人物か分かりますが、昔のことなので、写真なんてないんでしょうね・・・??

(私は新潮文庫で読んでます)


(無題)  投稿者: OTOWA  投稿日: 3月 1日(火)13時00分40秒
こんにちは、皆さん。
KUKUさん、私もその言葉好きです!私は創元推理文庫(阿部知二訳)も手元にもっていて、そちらでは
「彼が犯罪の研究家になってしまったために、科学界は明敏な理論家をうしない、演劇界もまたりっぱな俳優を手に入れそこなったという感じである。」となっています。
同じくジョン・ヘアについて、1844―1921  英国の俳優 との注釈がついていましたが、それ以外手がかりなしです。

MasaruSさん、遅くなりすみません。
ワトスンが「イングランドでは悪趣味に近いとみなされる豪華さ」と評したボヘミアの王の装束についてですが、私はこの言葉を失念していて、改めてグラナダを見て笑い転げました。
いや〜確かに、ちょっと宝塚っぽいかも。白い衣装に豪華な飾りが付いていて、私の表現ではきっと物足りないような華美な服装でした。黒い仮面がイヤラシイ程……

脅迫内容に引き続き、納得いかない編を挙げてもいいですか?
「法務協会に属している」という弁護士ノートン。職業柄、書類の作成には厳しいはずなのに「結婚許可証になにか不備な点があって」「法律上有効にならない」事態になってしまっている。
そもそも、今この時に式をあげなければならない性急な必要性とは何だろう。
もしかして、これらをパズルのようにあわせれば、アイリーンの事も含めて何か裏の事情なんてものが見えてきたりして…と夢を見ております。


鞣革の件  投稿者: OTOWA  投稿日: 3月 1日(火)13時11分44秒
途中で切れてしまいました。追加です。
創元では、「王はマントの下からセーム革のふくらんだ袋をとりだして、」となっています。


KUKUさん、OTOWAさん、ありがとうございます。  投稿者: 管理人 MasaruS  投稿日: 3月 1日(火)21時25分49秒
KUKUさん、OTOWAさん、来て頂いてありがとうございます。最近閑散としていたので嬉しいです……とか言いながら、私も時間がとれずサボり気味でした。

名優ジョン・ヘア:
書き込もうと思っていたのでちょうどよいタイミングでした。英語ですが、次のようなページがあります。ゆっくり読む時間が未だないので詳細は不明ですが、生没年が一致しているので、この人でしょう。写真付きです。
○Sir John Hare (1844-1921)
  http://collectorspost.com/Hare.htm

好きなところ:
KUKUさん、OTOWAさんがお好きな部分はカッコいいですね。英語ではこんな感じです:
The stage lost a fine actor even as science lost an acute reasoner when he became a specialist in crime.

私がもうひとつ気に入っているのは、新潮文庫版(延原訳)だと「[…略…]ところで、君に助太刀を頼みたいんだがね」「喜んで手つだうよ」で始まる掛け合いです。他には、『聖モニカ教会へ。20分で行ったら……』の繰り返しで生まれるリズムや、ウソ火災のドタバタな感じなどがコミカルで喜劇っぽいところが愉しいなぁと思います。

王様:
「宝塚っぽい」ですか。このひと言で、私の頭のなかに宝塚な王様が突如として現れ、自分でつくったイメージに大笑いしてしまいました。想像力を喚起する妙語だと思います。

ノートン:
「法務協会に属している」ですか。なるほど。これは、おそらく "of the Inner Temple" の訳だと思いますが、日本語でいう「霞ヶ関=官僚」「永田町=国会議員」と同種の表現かもしれません(自信はありません)。私はノートンの説明として「インナー・テンプル(the Inner Temple)に住む弁護士」と書きましたが誤りの可能性が高いですね。

「今この時に式をあげなければならない性急な必要性」については、事件発生日時の矛盾点に関する、じーじょさんの書き込みのなかにも「この事件が起こったのは1888年の3月だが、英国では1886年5月に法律が改訂され(中略)」とありましたが、もう少し詳しく知りたいです(と言って書き込みを呼び込んでみたりする)。そもそも、どうして早めに家を出なかったのか、小心者の私にとっては疑問です。

http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/


ボヘミア王のファッション  投稿者: アマデウソ  投稿日: 3月 3日(木)08時43分46秒
現在ではそれほどではありませんが
当時、男性のファッションの最前線は英国・ロンドンでした。
(女性はパリ)

現代でもそうですが男性のファッションの真髄は
華美な装飾を極力排除し、あくまでもスタイルで勝負するというものですよね。

ボヘミアの王様の格好はその規範から大きく外れているんですよ。

上着の見返りに毛皮を付け、緑柱石のブローチ、幅広い帽子・・・

これって思いっきり女性のファッションなんですよね。

ジョージ4世になれとは言いませんが、王様はもう少しおしゃれの勉強したほうがよかったと思われます(笑)


ボヘミアの王様  投稿者: KUKU  投稿日: 3月 7日(月)22時14分53秒
確かにグラナダTVのボヘミア王のファッションはおかしなものですよね(笑)アマデウソさんの言うようにおしゃれとはほど遠い感じがします。王様としては変装したつもりだったのでしょうか???

私もOTOWAさんと管理人さん一緒で、二人がどうして急いで式を挙げなければならなかったのかわかりません。婚約発表が近いから?でもノートンはアイリーンがボヘミア王と関係があったことは知らなかったんですよね?・・・とすると他に急ぐ理由が???最後まで読めば謎が解けるでしょうか・・・気になります。。。


男のオシャレはロンドンから  投稿者: 管理人 MasaruS  投稿日: 3月 7日(月)22時56分31秒
ロンドンが男のオシャレの最前線だったとは、ちょっと意外でした。
ちなみに、私の手許に The Kings and Queens of England という本があります。歴代イングランド王一人あたり見開き2ページが割り当てられており、1ページが簡潔な説明文、もう1ページがロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリー所蔵の肖像画という構成です。詰め襟の真紅の衣装でキメて、毛先に動きをもたせたイケメン風へアー・スタイルのジョージ IV世 は、次のように説明されています。オシャレと統治の両立は難しいのですね:

Few kings had more potential for good than George IV. Stylish witty and intelligent he might have done great things if he hadn't also been idle immoral and grossly extravagant. He undid much of the fine work done by his father and left the monarchy in a much shakier state than he found it.[...]It was a relief for everyone when George died in 1830 leaving Brighton Pavilion as his most worthwhile memorial.

○Nicholas Best The Kings and Queens of England (Boston New York London: Little Brown and Company 1995)
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0297834878/moujoulyouku-22/
○イケメン風ジョージ IV世
  http://www.npg.org.uk/live/search/portrait.asp?mkey=mw02463

一応ホームズに話を戻しておくと、アイリーンの家では「チャブ錠」が使われていましたが、チャブ錠について次のようなページがありました:
○錠前の歴史(写真がちょっと解りにくいのが残念です)
  http://www5a.biglobe.ne.jp/~lock/rekisi/rekisi-3.html
○036.jpg (チャブ錠の解説を撮影したもの)
  http://www.komazawa-u.ac.jp/~kazov/Nis/locks/img/036.jpg

まだ成果はありませんが、「結婚」に関しては調査中です。
編集済

http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/


「英国万歳」  投稿者: アマデウソ  投稿日: 3月 9日(水)06時58分36秒
ジョージ4世はジョージ1世と並んで現英国王室で1・2をあらそうバカ君主ですからね〜〜(^^;)

このポートレートは若いときのですね。
晩年は体重0.1トンでおしゃれの師匠であったボー・ブランメルに失笑され
仲たがいしてしまうんですから…

そうそう、英国紳士ファッションで忘れてはならないのは、
希代の伊達男ボー・ブランメルですよね〜〜。

とりわけ美男子でなく、身分も貴族でもなんでもないジェントリー階級。
その装いで19世紀初頭のヨーロッパのファッションリーダーとなった男です。


ジョージ4世も服装に関しては一々彼にお伺いを立てていたとか。








謎は残された。  投稿者: 管理人 MasaruS  投稿日: 3月10日(木)22時05分25秒
この掲示板が新システムへ移行したようですが、見た目にはまったく判りませんネ。

先日言及した The Kings and Queens of England の ジョージ I 世の説明に "George kept his wife Sophia in prison for thirty-two yaers, on suspicion of adulty with the Swede Philip von Konigsmark. " とありました("Konigsmark" の "o" は上にウムラウトがついています)。ジョージは、妻がスカンジナビア(スウェーデン)の王族(?)と不倫していると疑っていたようです。ちょっとオモシロい偶然です。

もうすぐ「3」へと移りますが、「ターナー夫人」「結婚を急ぐ理由」などが不明のままです。特に後者については、改正された結婚に関する法律の法文などが具体的に出て来ればよいと思い、捜したですが今のところは発見できていません。ついでに、ホームズがフリーメイソン的な馬丁から奢ってもらった「シャグ煙草」とはどんな煙草なんでしょうか? ご存知の方がいらっしゃればお願いします。

ノートンが教会へ馬車を急かす台詞が、英語では 'Drive like the devil,' となっていました。これは一般的な表現なのか特殊な表現なのか判りませんが、日本語話者の私にとってはオモシロい表現です。今、ロンドンでキャブのドライヴァーに 'Drive like the devil' と言ったら、やっぱり笑われるんでしょうネ。

http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/

編集済


今日から「3」です。  投稿者: 管理人 MasaruS  投稿日: 3月11日(金)00時07分28秒
さて「3」へ移りますが、特に新しい登場人物はいませんし、他の部分よりかなり短いですが、アイリーンの手紙など興味深いトピックスはあると思います。「3」以前の部分について「言い残したことがある」という方も、どうぞ。

それに、次からどの様な順番で読むか(作品発表順/事件発生順/その他)についてもひとことお願いします。今週中の決定を目指します。ちなみに、読書会の準備段階では以下の通りでした:
  ・事件発生順:3票
  ・順番は特に定めず:1票

http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/


ジョージ1世妃 ソフィア・ドロテア  投稿者: アマデウソ  投稿日: 3月11日(金)02時14分11秒
ジョージ1世とその妻ソフィア・ドロテアの不毛な関係は
英国人なら誰でも知っています。


とにかく仲の悪い夫婦でソフィア・ドロテアは未来の夫がジョージ1世と決まった時
ショックのあまり結婚の際に交換されるジョージ1世を
描いた陶器の精密画を叩き割ったそうです。

ジョージ1世は1世で美人コンプレックスがあったようで、
美しい妻のあてつけにブスで有名な女性を2人も愛人にしていました。

その夫に相手にされないソフィアに近づいたのがスウェーデンの貴族ケーニヒスマルク伯。
ジョージ1世が妻の浮気に気が付いたとき、二人は相思相愛の仲となり
ケーニヒスマルク伯は彼女を連れて駆け落ちを試みます。

しかしジョージ1世に見つかりケーニヒスマルク伯は殺害され、遺体は地下道へ葬られてしまいました。
愛人を待っていたソフィア・ドロテアの前に現れたのはジョージ1世で、
彼は妻に離縁状(復縁は認めずと記されていた)と幽閉を贈ったのでした。

30歳だったソフィアはその後62歳でなくなるまで
二度と城の外を見ることはありませんでした。

しかしソフィアは従者に国王への遺書を託していました。
忠実な従者はその遺書を国王の馬車に投げ込みます。
そして遺書を開き中身を読んだジョージ1世はその場で心臓発作を起こし死亡しました。

遺書には何が書かれていたのか…それは未だに謎だそうです。


すべてはここに  投稿者: アマデウソ  投稿日: 3月11日(金)08時03分35秒
「シャグタバコ」「結婚を急いだ理由」など主要な疑問点は、河出書房新社の聖典の注釈に全部書いてありました。


ホームズの片思い説  投稿者: 管理人 MasaruS  投稿日: 3月15日(火)00時53分30秒
夜も深くなって参りました。

さて、アマデウソさんが紹介して下さったジョージ I 世とその妻ソフィア・ドロテアの不毛な関係の顛末は、散文的な生活を送っている私にとっては劇的過ぎる「昼ドラ」のような世界で笑ってしまいます。スゴいですね。それに、河出書房新社の正典の註釈は、かなり詳しいのですね。見てみます。

「2」の部分で言い残したこと:
新潮文庫版(延原訳)に極めて些細な誤訳(?)を発見。例の名言「彼が探偵家になったということは、科学界にとって一個の明敏な推理家を失ったことになるし、[……]」の少しあとで「その時刻までにはまだ十分(じゅうぶん)あった。」とありますが、英語では "it wanted ten minutes to the hour." なので「じゅうぶん」ではなく「じゅっぷん」です。ただ、これは単なるルビの打ち間違いでしょうから、誤訳というよりも編集者のミスおよび校正ミスの範疇かもしれません。ほんとうに些細でスミマセン。

ホームズの片思い説:
本題ですが、ホームズとアイリーンとの関係については、ライヴァルか、恋仲か、その両方かなど、皆さんもひと言おありではないかと思います。ホームズ-アイリーンの娘が活躍する作品もありました。

私が「ボヘミアの醜聞」を(とりわけアイリーンの手紙を)読んでみて得た感触としては、「二人の関係はライヴァルおよび恋仲、ただしホームズの片思い」説がよいのではないかというものです。アイリーンの立場から見れば、ホームズは専らライヴァルで、むしろ王様に未練があるのではないか、という説です。根拠は次のとおりです:(1)手紙において、ホームズに関する言及は彼の手際についてのみ。(2)手紙の最後の段落から察するに、恋愛に関わるのはアイリーンと王様とノートンのみで、ホームズは含まれない。(3)アイリーンの写真の宛先は王様である(それをホームズが横から取った)。

ただ、手紙の文言は19世紀的なレトリックで、真意をその背後に隠していると読んでも面白いと思います。

皆さんのご意見はいかがですか?

http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/


男性は・・・  投稿者: アマデウソ  投稿日: 3月15日(火)08時13分58秒
年上でないかぎり自分より優秀な女性に恋はしないんじゃないんですかねー。

どちらかというとライバルとして追い落とす傾向にあるかと…
男性の才能にたいする嫉妬は女性の嫉妬よりも怖いですからね。

というわけで私はホームズはアイリーンの才能に嫉妬&敬服はしても
彼女自身を好きになることはないと思います。(ホームズにマゾの気があるというなら話は別ですが(笑))

事実ホームズは「悪魔の足」で「僕は女性を愛したことがない」と明言してますよ〜〜。


で、アイリーンはというと歴史的にみて彼女の様に女傑タイプの女性の選ぶ男性は、
大人しくて自分の言うことを聞いてくれるタイプです。
すぐに結婚がしたいわ!といえばハーイと結婚式を挙げてくれるノートン氏は彼女にとってぴったりでしょう。


お久しぶりです。  投稿者: じーじょ  投稿日: 3月15日(火)10時19分41秒
お久しぶりですm(__)m

語られざる事件
・ダーリントンすり替え疑惑
・アーンズワース城の件

ホームズの推理について
>この小説の推理は次の発言が機軸となってます。
「家が火事になれば、本能的に最も大切とするものへ駆け寄るのだ。いかんともしがたき衝動というもので、一度ならずも利用したろう。(中略)既婚女性はその赤子を抱え上げ、未婚女性は宝石箱に手を伸ばす」
これは果たしてそうなんでしょうか?

>アマデウソさん
>年上でないかぎり自分より優秀な女性に恋はしないんじゃないんですかねー。
いや?僕は優秀な後輩を高校時代に好きになったことがあります(笑)

では〜


追加  投稿者: アマデウソ  投稿日: 3月15日(火)13時54分59秒
いえいえ、学生と社会人とでは”優秀”という意味が違います。

勉強は一生懸命やればなんとかなりますが、仕事は一生懸命+才能+運なんですよ。

とくにホームズのようなプライドの高い男性にとって
その面子を潰すような女を好きなるというのはありえないと思いますよ。


イイ線いっていると思ったのですが。  投稿者: 管理人 MasaruS  投稿日: 3月15日(火)21時05分45秒
かの "Camden House" のトップ・ページのホームズの部屋の CG に描き込まれている女性の写真はアイリーンの写真なんでしょうか?
○Camden House
  http://www.bakerstreet221b.de/

じーじょさん:
確かに、「そもそも女性というものは……だ」みたいなステレオタイプな表現が2、3か所あった気がしますが、21世紀を生きるポストモダニストの私(?)も「ウソだ!」とツッコミを入れながら読んでいました。

アマデウソさん:
「ホームズの片想い」説──けっこうイイ線いっていると思ったのですが。「事実ホームズは「悪魔の足」で「僕は女性を愛したことがない」と明言してますよ〜〜。」というご指摘は、けっこう強力ですね。でも、撤回は留保してもう少しネバりたいと思います。アイリーンはホームズに恋してはいない、というのは同意します。もう少し他の方の意見も聴いてみましょう。

ヴィクトリアンな「愛」の概念が解るともう少し見通しが良くなる気がします。解ったとしても、この物語の登場人物全員が、階級・性別・内面化している規範その他のズレに起因する異なった恋愛観をもっているのは間違いないと思います、身も蓋もないですが。「僕は女性を愛したことがない」「それ、『愛』じゃん」みたいなこともあり得るのでは。ちょっとイタい感じになってきて恥ずかしいので、このヘンで。

http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/


アイアイ〜  投稿者: アマデウソ  投稿日: 3月15日(火)22時05分44秒
マントルピースの上の写真の女性はアイリーンだと思います。

さてさて…
ヴィクトリア朝におけるプラトニックラブは同じ階級同士のみ成り立っていました。
それ以外の階級同士の"愛”とは肉体関係を伴ったものです。

かのオスカー・ワイルドも労働階級の少年との関係を裁判で暴かれ
男色の罪で刑に処されたのでした。
(身分の違うので肉体関係=男色行為を裁かれた)

ホームズとアイリーンだと身分が違いますけれど…


あとホームズの女性観は結構当たってますよ(^^)
ドイル先生よく女性を見てらっしゃる。


ホームズがアイリーンに片思い・・・?  投稿者: KUKU  投稿日: 3月16日(水)00時30分53秒
私もホームズはアイリーンに恋はしていないと思います。でも、「気になる存在」なのは確かなのでは?と思います。ホームズが初めてアイリーンを見たときの印象を「・・・なるほどあれなら男子が生命も投げ出しかねない美しさだ」と言ってるし、それは、少なからずホームズもアイリーンの美しさに心を動かされたのではないか?と思うのですが・・・

あと、ホームズの女性観。女性に興味のないホームズですが、女性のことはよく知っているようで・・・まあ、女性観も探偵術に必要なことなので、調べていらっしゃるのだと思いますが。。。

それと、ホームズは「女というものは、自家が家事と知ったとたん、いちばん大切にしているもののところへとんでゆく本能がある〜」と言ってますが、これは女性だけでなく、男性もそうなのではないでしょうか?それとも当時の男性は違ったんでしょうか・・・?


間違えました・・・  投稿者: KUKU  投稿日: 3月16日(水)00時35分12秒
「自家が家事と知ったとたん〜」と言いましたが、「火事」の間違いです・・・訂正します。。。


オン・ライン読書会の「ボヘミアの醜聞」の過去ログの3ページ目です。 1ページ目はここ。 2ページ目はここ。 4ページ目はここ。
戻る  トップ・ページへ

This website is produced and maintained by Victor Archer Fleischmann & Masaru S
Copyright©2005 The Hound on Internet