オン・ライン読書会「シャーロック・ホームズを読む」の過去ログ
遅くなりましたが、本日から「グロリア・スコット号」です。「そのときヴィクターの渡したのがこれなんだよ、ワトスン君。」(These are the papers, Watson, which he handed to me,)の前までを2週間で読みます。
発起人として事実の確認をしておきます:
「グロリア・スコット号」『シャーロック・ホームズの思い出』
"The 'Gloria Scott'", Memories of Sherlock Holmes
依頼主:なし
依頼内容:なし
事件発生年月日:1874年7月12日〜9月22日
発表年:1893年4月(Strand Magazine, April 1893)
登場人物:
シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)
言うまでもないでしょう。
ジョン・H・ワトスン(Dr. Johon H. Watson)
今回は聴き手。
ヴィクター・トリヴァ(Victor Trevor)
コレッジ時代の2年間で、ホームズが得た唯一の友人。
トリヴァ(Trevor senior)
ヴィクターの父。ドニソープ(ノーフォーク)の資産家、治安判事の職にある地主。妻はなく、ヴィクターは唯一の子。
ハドスン(Hudson)
ヴィクターの父のもとを訪れる老人。
ベドーズ(Beddoes)
? 今のところは、トレヴァとハドスンの会話に登場する人物。後ほど。
* * *
推理小説っぽくない作品が続きます。ただし、「ボヘミアの醜聞」とは随分雰囲気が違いますね。
書き込み するなら ハトヤ が 良い でしょうけど、なかなか 預金の 利子が 増え なくても 構い ませんね。 愛知万博に お出掛けの 皆さん、 マンモスも 良いですが、 些細な 日常の どうでもよい ことでも 後で 振り返れば 結構 良い 想い出 です。 短冊に 欲しいものを 書き込み、 織姫と 彦星に お願い すると 成就 します。
MasaruSさん、こんにちは。ちょっとばかり寄らせていただきました。
ホームズはトリヴァ父が日本に来たことがあると言い当てていますが、
根拠は何なのでしょうね? 他のことについては、ステッキや耳、
手のたこなどから推理していますが、来日経験がどこから導き出された
結論なのかは書かれていないようです。
asteroid さん:
遅くなりましたが、この掲示板では、はじめまして。書き込みありがとうございます。自分の書き込みが続くと結構セツナイので、非常に助かりました。嬉しいです。
「根拠」について敢えて言えば、医者から伝えられるトリヴァ父の最期の言葉のなかに出て来る「日本箪笥」"a Japanese cabinet" を見てそう思ったのでしょうか? ただ、当時のイギリスであれば、日本に行かなくても買えたかもしれませんし、決定的な根拠とは確定できませんね。
海外での採掘、日本の箪笥など、作品のなかに、「帝国」の存在なしには語れない想像力が充満しているところが、ホームズものの興味深いところです。個人的には、ミステリーとしてよりも「時代のいくつかを映しだす歪んだ記号」(富山太佳夫)としてホームズものに興味をもっています。エドワード・サイード風にいえば「文化と帝国のアフィリエイション(親縁関係)」を探りながら読んでいるというところです。
アマデウソさん:
ご提案だと「(1)/(2)(3)」という風に切ったほうが良かったのでしょうか? (1)だけだとちょっと内容が薄いかと思ったので、今回は「(1)(2)/(3)」と切りましたが……。
さて、「グロリア・スコット号」については、はっきり言って何を話題にしてよいのか困ってしまいます。今回読み返してみて、意外とよくできたストーリーですが、そのせいかフックがなく、す〜っと読めてしまう流線形の作品という印象をもちました。敢えて言えば、「踊る人形」などに比べると、暗号が結構ショボいのが気になるというぐらいでしょうか。「これは!」というシビレる台詞もないような気がします。地味に佳くできた作品ということでしょうか。
ひとつ話題を出して、ホームズの下宿についてひとこと。ホームズはロンドンに下宿しています(「マスグレイヴ家の儀式」ではもう少し場所が限定されています)。ホームズの出身大学はオックスフォード、ケインブリッジ、その両方など諸説あるようですが、これらの大学でロンドン市内に下宿というのは普通のことなのでしょうか? 渡英経験もなく、ロンドンの地理にも疎いので、どなたかご教示下さい。
最期に、業務連絡。過去ログをまとめてみました。読書会のトップ・ページから入ることができます。
○読書会のトップ・ページ
http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/Projects/ReadingSH.html
忙しくてなかなか読めず、顔を出せなくてすいません。
「グロリア・スコット号」ですが、昔一度読んだだけで、さっぱり内容を忘れていたので、改めて読むととても新鮮な気がします。いっきに読んでしまいたい気がしますが・・・管理人さんのいうとおり、(1)(2)ではあまり疑問点がないように思います。asteroidさんと一緒で、日本に行ったという根拠も分かりませんね。。。
ちょっと考えたのですが、次回は(1)(2)(3)とわけないで、初めから1作品について話し合うのはいかがでしょうか?区切ってしまうと、読む勢いがなくなりますし、全体をとおして話し合うのもおもしろいと思います。どうでしょうか?まだ始まったばかりですし、いろいろなことを試していったらいいのではないかと思います。
それではまた。
>管理人さん 読書会に入るとき、いつもとっても時間がかかります。過去ログなどにはすぐ入れるのですが・・・これは私のパソコンの調子が悪いのでしょうか(確かに古いですが)。。。上手く投稿できなくて、投稿しようとして内容が消えてしまうこともありました。。。管理人さんはこういうことはありますか? ←読者会と関係ない話ですみません・こういうことに詳しくなくて・・・
KUKUさん、書き込みありがとうございます。
読書会の掲示板の問題については、根っからの文系の私が自信をもって言えることは非常に少ないです。ただ、私も、昼休みに掲示板にアクセスしたときに同じ様な現象が起きたことがあります。そのときは回線も高速で、PCのパワーも充分だったので、原因は、掲示板が置かれているサーヴァーへのアクセスが集中していたためだと思います。過去ログへのアクセスは集中していなかったため(悲しいですね)、直ぐに入れたのではないでしょうか。夜間も23時ごろを中心に同様のことが起こりうると思います。このことに関しては、残念ながら私に打てる手はないのが現状です。
私にもできそうな改善として、次のことを行ってみました:
掲示板の設定を変更し、表示される情報を少なくする
掲示板を軽くする。
リンク先アドレスを変更する
掲示板のシステム変更にともない、旧アドレス<http://6629.teacup.com/masarus/bbs>にアクセスすると新アドレス<http://6629.teacup.com/masarus/bbs2>のページが表示されるようになっていたものを、直接新アドレスにアクセスするようにした。
さて、「まだ始まったばかりですし、いろいろなことを試していったらいいのではないかと思います」という点については、賛成です。この読書会は、アルキメデスの点の存在を前提としない、ノイラートの船として進むほうが良いでしょう(カッコつけました)。
区切りについては、作品によって性質が異なるので細かく区切ると話題が続かない場合があるという問題点もありますが、一気に読むと負担が増えるのではないかという危惧もあります。
そこで提案ですが、 かなり早めですが、次の「マスグレイヴ家の儀式」(4月22日(金)開始予定)を (1)試しに一気に読んでみるか、(2)区切って読むか、ご意見の書き込みをお願いします。そして、できれば「グロリア・スコット号」についての書き込みも……。途中からのご参加も大歓迎です。
お久しぶりです。しばらく訪れる事が出来ない状況であり大変残念でした。
しかし合間を見て今回の件に関しては何とか参加できそうです。
・・・という事で書き込み致します。
グロリア・スコット号、久々に目を通しましたが・・・案の定はまってしまいました。(汗)
私がホームズシリーズを読むとどれでもはまってしまうのが何とも不思議です。
さて、この作品の中でのホームズ、幾分悠久を懐かしく思い、ふとワトスンに話したく
なったような感じを受けますが、皆さんどのように思われますか。
また、他の話とは異なった性質であり、そのためか味わい深い話だと思います。
時折こういった展開を描かれるとメリハリがあって読むほうも面白いですね。
私は前述のとおり"はまってしまいます"ので一気に読んでしまっても個人的には
全く構わないのです。2週間という読書期間、議論期間があるので短編ならそれでも
構わないと思います。それに途中で区切ると早く先の事についても話したくなるので
じれったいと思うところもあります(汗)。
いやはや全くもって自分本位の考えですが、一応自己表明です。(笑)
どーもお久しぶりです。
とりあえずこれ以外に暗号をテーマにした正典を挙げてみることに致します。
・マスグレイヴ家の儀式
・恐怖の谷
・赤輪党
・踊る人形
・最後の挨拶
取り急ぎ、上のみ
ZERO さん:
読書会の進行についてのご意見ありがとうございます。
「他の話とは異なった性質」というのは、まったく同感です。むしろ、他と印象の異なるこのような話をホームズはどうして「ふとワトスンに話したくなった」のか(=ドイルはこのような話をどうして書きたくなったのか)に興味が湧きます。ちなみに『緋色の研究』『四つの署名』の2作と、前回読んだ「ボヘミアの醜聞」とのあいだにも、一見すると「路線変更したのか?」と思わせるほどの明らかな性質の違いがあると思います。 「グロリア・スコット号」は思ったよりも佳作です。そして、明日からの、老トリヴァの手紙の部分もなかなか……。楽しみです。
じーじょさん:
暗号をテーマにした正典は意外と少ないですね(と私は思いました)。自分で確認するのは大変なので、こうして挙げて下さると助かります。これら暗号がらみの作品に、何か一般化できる傾向が見つかったりすれば(難しそうな気はしますが)面白いのですが。
次へ移ります。
今日から、老トリヴァの手紙の部分に移ります。「そのときヴィクターの渡したのがこれなんだよ、ワトスン君。」[新潮文庫版(延原訳)](These are the papers, Watson, which he handed to me,)からです。
新たな登場人物:
ジェイムズ・アーミテイジ(James Armiatge)
若き日の老トリヴァ。ロンドンの銀行勤務時代に、使い込みが発覚しオーストラリアに流刑。
ジャック・プレンダガスト(Jack Prendergast)
良家の出。25万ポンドの詐欺によりオーストラリアへの流刑の際にアーミテイジ(=老トリヴァ)と出会う。
エヴァンズ(Evans)
<若き日のベドーズ。文書偽造によりオーストラリアに流刑。
教戒師ウィルソン(Wilson the chaplain)
プレンダガストの共謀者。
ハドソン(Hudson)
若い船員。グロリア・スコット号の惨事から逃れ、アーミテイジとエヴァンズにその顛末を伝える。
今日から読む老トリヴァの手紙の部分は、短い割には非常に愉しめる冒険譚になっていると思います。
ところで、次の「マスグレイヴ家の儀式」(4月22日(金)開始予定)を試しに一気に読むか、区切って読むか、ご意見の書き込みをお願いします。参加者も随時募集中です。
こんにちは。
グロリア・スコット号と言えばやはりこの論争でしょうか。
この決着はつくのでしょうか(汗)。かなりの難問ですよねぇ。
私はまだこの大学問題については知識が少ないのでこれを機に調査してみようと思います。
個人的には理由などないですが、オックスフォード派でありたいですが・・・、果たして。
ZERO さん:
ホームズの出身大学については、正典から証拠を取り出すのは難しそうですね。ウォーリック大学ではないのは確かです(1964年創立)。このテーマに取り組んできた研究者たちは、自説をどう理論化してきたのでしょうね? ちなみに、ベアリング-グールドは「オクスフォード派」のようです。私は、……とりあえず保留ということで。他の皆さんはどうお考えなのでしょうか?
ところで、グロリア・スコット号の爆破地点北緯15度20分、西経25度14分はこのヘンです。
http://homepage2.nifty.com/MasaruS/Hound/imgs/ShipwreckPoint.GIF
グロリア・スコット号は、新潮文庫版(延原訳)では「三檣帆船グロリア・スコット号」と訳されていますが、英語では "the bark Gloria Scott" となっています。「檣」とはマスト(帆柱)のことで、これが三本立っているのが三檣帆船ということです。三檣バーク型帆船で最も有名なものは、ウィスキーでお馴染みの、かの「カティー・サーク号」(the Cutty Sark)です。tea clipper という点も同じです(「グロリア・スコット号はもとは支那茶貿易船として就航しいたるものなれば」新潮文庫版(延原訳)/"The Gloria Scott had been in the Chinese tea-trade,")。イメージを膨らませるために、お手元のウィスキーのラベルのイラストをご覧に……とはいかないので、The Cutty Sark Trust のサイトをご紹介します。同トラストにより、グリニッジにて現在カティー・サーク号は観光資源として利用されている模様です。
○Cutty Sark Trust
http://www.cuttysark.org.uk/
●同サイトより
http://www.cuttysark.org.uk/gallery/sm_cross_section.jpg
○他のサイトの、もっと見やすい「カティー・サーク号」(模型)
http://www.dawntrading.com.au/images/cutty.gif
"History" のページ<http://www.cuttysark.org.uk/history.html>に、
"The ship was designed by Hercules Linton, a partner in the Dumbarton firm of Scott & Linton." とあります。 "the Gloria Scott" の命名と "Scott & Linton" という造船会社名と相関関係があるのかも、などと勝手に夢想しています。
ちなみに、二檣帆船ホットスパー号は、"the brig Hotspur"。グロリア・スコット号(the Gloria Scott)からホットスパー(the Hotspur)へ乗り換える――船名に何か含意があるのではと思案するも、アイディアなし。
帆船の内部については、ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)の White-Jacket(1850)(『白いジャケツ』などのタイトルで邦訳もあります。非常に面白いです)が参考になります(ただし軍艦内の話ですが)。例の海賊もの少年漫画のパロディとかを描いている方たちは、読んでみて損はないと思います。同じくメルヴィルの "Benito Cereno" (1855)では、船上の叛乱がテーマとなっています(ただし、黒人奴隷の叛乱の話ですが)。
こんにちは。
地図で確認するとヨーロッパから結構遠い場所にあるのですねぇ。少し意外でした。
命名に関しても資料のあたりから思いを広げていくと面白いですね(笑)。
大学について調べてみるものの遅々として進みません・・・。
というよりも書かれている通り研究者はいったいどこから理論化しているのでしょうね。
正典にはどこにもそんな記述はありません。モリアティとの関連で推測しようにも
モリアティがどこの大学なのかなど・・・。
なるほど確かに非常に難しい題材です。
個人的な読書経験の話で恐縮ですが、「グロリア・スコット号」を読むのは、小学校の時代に最初に読んで以来だと思います。その後、今回まで内容もあやふやになっていたのですが、以下の部分を読んだときに、一気に記憶が蘇ってきました。
[……]医員が、その寝台に手をつきて、毛布の下にピストルの外形を触知せるなり。もしこのとき彼が平然として立去りいたらんには、われらの計画はおそらく根本より阻止せられたるならん。されど彼は心小さき男なりければ、驚きて声を発し、顔面蒼白に変じたり。よって病囚はことの次第を早くも心づき、ただちに医員をとり押さえたり。[……] 新潮文庫版(延原訳)による
当時は子供心にも以上の部分を読みながら情景を頭の中で映像化していた訳ですが、今回も同じ箇所でまったく同じ映像がフラッシュ・バックして「あぁ、思い出した」という感じでした。老トリヴァーの手紙の部分は頭に映像が浮かぶ、なかなか愉しい活劇だと思います。
以上は個人的な話だけでは申し訳ないので、ちょっとした情報提供をひとつ。オーストラリア行きの囚人船について、次のようなサイトがありました:
○Convicts to Australia: A Guide to Researching Your Convict Ancestors
http://members.iinet.net.au/~perthdps/convicts/
●Life on a Convict Ship
http://members.iinet.net.au/~perthdps/convicts/shiplife.html
船医長が残した、1860年代初頭の囚人船の規則や日課の記録があります。年代も近いですね。
こんにちは。
大学についての調査はなるほど確かに難問もいいところです。
どちらが本当なのかほとほと分かりかねます。
という事で知り合いのシャーロキアンと談話でもしようかと思っています。(汗)
なかなかネタのない「グロリア・スコット号」――そういうときは註釈付きの正典頼みで、ZERO さんの大学の話題に便乗しつつ河出書房新社版を図書館で見てみたところ、ホームズの出身大学について「ドロシー・セイヤーズ云々」とありました。既にご存知かも知れませんが(私は今回調べて初めて知りました。評論・研究書および論文の類はほとんど読んだことがないのです)、Dorothy L. Sayers, Sayers on Holmes: Essays & Fiction on Sherlock Holmesという本に収められている "Holmes' College Career" という論文のことを言っているようです:
○Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/188772608X/moujoulyouku-22/250-0663110-3563412?%5Fencoding= UTF8&camp=247&link%5Fcode=xm2
¥8,752
○Amazon.co.uk
http://www.amazon.co.uk/exec/obidos/ASIN/188772608X/qid=1113784422/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/202- 9198342-8435017
£62.94
○Amazon.com
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/188772608X/qid=1113784472/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl 14/102-8442029-0259342?v=glance&s=books&n=507846
$8.00
Amazon.com が一番安いようですが、在庫は少ないでしょう(一冊だけということもあり得ます。買うなら今のうちです)。基本的に古書での入手になるでしょう。シャーロッキアンのなかには所有しておられる方もおられるかもしれません。ネット上で "Holmes' College Career" だけでもコッソリ公開されていないかと邪な期待を抱きつつ探してみましたがダメでした。日本語訳は出版されているかどうか不明(正しくは発見できず。情報求む)。66 ページの薄い本のようなので、私としては、入手できれば訳してみても良いような気がしています。
ちなみに、某サイトによると、
In Holmes's College Career Miss Sayers comes to the conclusion that he was admitted to an Honours Degree at Cambridge after sitting, late in 1874, for his tripos in Natural Sciences. To support her theory she points that the name of S. T. Holmes does, in fact, appear in the Book of Matriculations and Degrees for that period.
だそうです。ある意味で感心(?)しました。ちなみに、セイヤーズ女史はケインブリッジ派なのですね。
○Westminster Libraries & Archives: Sherlock Holmes 50th anniversary exhibition
http://www.westminsteronline.org/ holmes1951/catalogue/catalogue_text.htm
長くなったので、英語編と日本語編に分けてみました。
和書ではかの長沼弘毅氏の『シャーロックホームズの大学』(実業之日本社、1976年)というそのものズバリな本(有名らしいですね。私は知りませんでした)があるそうですが、これも古書での入手になるでしょう。Amazon.co.jp ではヒットしませんでしたが「日本の古本屋」では入手可能のようです(4月17日深夜現在4件ヒット)。価格帯は¥3,000〜4,000でした。
○日本の古本屋
http://www.kosho.or.jp/
内容については以下のサイトの紹介をご参照下さい:
○シャーロック・ホームズの大学(「The World of Holmes」より)
http://www5.ocn.ne.jp/~shworld/naganuma/daigaku/daigaku.html
○どくどく2001年9月号(「読書中毒者絵日記(どくどく)」より)
http://www.geocities.jp/doku2diary/enikki/2001/0109.html#shdaig
長沼氏の本はかなり資料を渉猟した上での作品のようです。この本は足掛かりになりそうです。オックスブリッジ以外の説もあるのでしょうか?
忙しくてなかなか後半部分が読めませんでしたが、やっと老トリヴァの手紙を読み終わりました。『グロリア・スコット号』は7年ほど前に一度読んでそれきりだったので、ほとんど内容を忘れていました。。。しかし、改めて読んでみると老トリブァの手紙の部分は意味が理解できない文章がいくつかありました・・・(新潮文庫)以前読んだときはそんな風には思わなかったのですが、これは新潮文庫だけではなくほかの本もこのような訳され方をしているのでしょうか・・・? 当時の手紙は実際このような書き方だったと思いますが、私の頭では理解するのが難しかったです(涙) 新しく出ているホームズ本ではこのへんの難しい(?)訳され方ではなくて、もっと簡単にわかりやすく訳されているのでしょうか・・・
それでは・・・
>管理人さん
最近読者会に入るのがスムーズになりました。掲示板の設定等を変更して頂けたということで、本当にありがとうございます!
KUKU さん:
「グロリア・スコット号」は小学生の時に最初に読んで以来だったので、私も、「老トリヴァの手紙、こんな文体だったっけ?」と虚を衝かれ驚きました。小学生だったのに読むのがツラかった記憶がないのが不思議です。気にならないぐらいのめり込んでいたのでしょうか(むしろ大人になった今回のほうが読むのがメンドクサイと感じました。大人になるとは、いろんなことをメンドクサイと感じるようになることかもしれません)。
河出書房新社版は註は見たのですが本文は見る時間がなかったのでどうなっているのかわかりませんが(怠け者です)、新潮文庫版は独特の「延原節」なのだと思います。他の版は口語訳なのではないでしょうか(推測です)。どなたか情報を。
みなさん:
「マスグレイヴ家の儀式」を分けて読むか、一気に読むかについてですが、ご意見がなかなか集まらないようですので、こちらから提案しようと思います。試しに一気に読んでみるのはどうでしょうか? さすがに2週間では短いと思うので3週間にしてみるというのはどうでしょう? ご意見を。
ちなみに「マスグレイヴ家の儀式」の次に読む予定の『緋色の研究』は分けて読みますのでご安心を。
『グロリア・スコット号』は残念ながら新潮社でしか持っていません。
冒険だけ偕成社もあるのですが・・・。図書館に行って読むか本屋で立ち読みでしょうか。(汗)
マスグレイヴですが、一度に全部読んでしまう方に一票。
というのも自分の都合ですが、ホームズシリーズは読んだら終わるまで読んでしまうというのがありまして・・・。
さらに言うと一度に読む場合だと1週間程度で結構です。(あくまで自分の都合です(汗))
その次の読書はいよいよ長文ですか!
さすがにこれを一度に全員で読むのは大変ですね。(汗)