2月17日(土)
「吉田照美のやる気MANMAN」(文化放送 月〜金12:57-16:00)が3月いっぱいで終了するらしい。平日の昼ワイドなので、ほとんど聴けないが、コーナーの一部をネットで聴いていた。20年続いて、聴取率調査で54回も首位に立っている。たいして聴けなかったけど、いちラジオ・ファンとしては残念。
文化放送の看板番組「吉田照美のやる気MANMAN」(月〜金曜午後0時57分=関東地区)が来年3月いっぱいで終了、同4月から吉田照美(55)がパーソナリティーを務める新番組を午前帯にスタートさせることが16日、分かった。
「やる気−」は平日午後の時間帯で、聴取率調査54回連続トップを記録した怪物番組。同局は昼帯よりもラジオのゴールデン帯の午前帯強化を選択したようだ。平日午前帯といえば、TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月〜金曜午前6時30分)などのライバル番組があるが、関係者によると、吉田は「朝でもトップをとりたい」と意気込んでいるという。午後帯には大竹まこと(57)を起用する。
文化放送「やるMAN」が来春終了(日刊スポーツ 2006年12月17日)
吉田は、いくつかの雑誌のインタヴューや対談で「もう先が見えている」という趣旨の発言をよくしていたなぁ。
2月19日(月)
みうらじゅんに隠し子とか。わが心の師といえど、さすがにちょっとヒくなぁ。
イラストレーターのみうらじゅん氏(49)が離婚協議に入ったことが18日、分かった。みうら氏は歌手のbird(31)と不倫関係にあり、2人の間には1歳になる男児がいる。
birdはデビュー以来、本名などプライベートを公表せずに活動してきたが、昨年月には第1子となる男児を出産したことを発表。その際、「相手の男性に関しては、結婚の有無も含めて公表を控えたい」としていた。昨年11月、不倫の末の出産だったことが雑誌で報じられ、その後、みうら氏は妻子と住んでいた都内の自宅を出た。
関係者によると、昨年末からbirdとの共同生活がスタート。ただ、birdとの関係については再婚ではなく「パートナーという形での共同生活を希望している」とされる。出産はbirdの強い意向だったという。
birdとは数年前に仕事を通じて知り合い、京都出身同士だったこともあり意気投合。birdが恋人について相談をするうち、交際に発展したようだ。みうら氏と夫人は学生時代からの付き合い。売れない時期のみうら氏を夫人は献身的に支えていた。
不倫中みうらじゅん氏に隠し子(スポーツニッポン 2007年2月19日)
2月24日(土)
毎週土曜日にやっている「大竹まこと 少年ラジオ」(文化放送 土7:00-10:00)という番組が気に入っている。決して歯切れのいいトークもなく、鋭い分析があるわけでもない。番組中の大竹まことのスタンスは、ごくごく凡庸だ。しかし、その凡庸さが大いに信用に足る強度を備えている。ゲストとのトーク枠「明日にかけるハナシ」では、特にインタヴューの妙味や技巧を披瀝するでもなく、それでいて気がつくと自然と話しやすい雰囲気が醸成されていて、ゲストの話が不思議なぐらい次つぎに引き出されていく。
吉田照美が20年続けてきた昼ワイドの枠を、大竹が5月7日から担当するらしい。平日の昼は、まず聴けないので残念。土曜日というのが絶妙で良かったし、週一回ぐらいのほうが良いような気がする。月〜金の帯ワイド番組になっていしまうと効率良く番組を制作するためのルーティーン化が進んでしまうのではないか。週一回なら、やるほうも聴くほうも適切なインターヴァルをおくことができて新鮮だし、「お楽しみ」感があっていいと思うのは私だけか?
「少年ラジオ」には「居場所のない場所」というラジオ・コラム風のコーナーがある(コーナー・タイトルが私ごのみ)。そこで取り上げられていた朝日新聞の記事が印象的だったので紹介する:
04年11月、英国で撮影された1枚の写真がある。イラク内務省爆発物処理班「バグダッド・ホークチーム」のイラク人訓練生18人だ。カナダの専門会社による36日間の訓練を終えた卒業生たちは、祖国復興への期待に満ちた表情で写っている。07年2月の今、この中で生き残っている者は、5人しかいない。
10人目の殉職者となったアリ・ハミード(34)は昨年12月13日、爆弾処理に失敗した。近所でTNT火薬と迫撃砲弾を満載した自動車爆弾が見つかったとの知らせを受け、バグダッドのスラム街サドルシティーの自宅から駆けつけた。サドルシティーではシーア派住民を狙った、スンニ派武装勢力のテロが頻発していた。
朝日新聞のイラク人助手の取材に応じた弟のフセイン(30)によると、アリはその日、風邪をこじらせ、自宅で、珍しく3日も床に伏していたという。
寒い夜だった。午後11時過ぎ、現場ではすでに警官が迫撃砲弾を車から取り除いていた。
起爆装置の解除は、専門家のアリの仕事だ。が、停電で辺りは真っ暗闇。かじかむ手による作業では手元が狂いかねない。現場にいた警官らは「手っ取り早くて安全な爆破処理を」と勧めた。 しかし、アリは言った。
「この時間だ。爆破処理すれば、近所の子供たちを爆音で起こしてしまう。怖がらせてしまう」
爆弾の音は大人でも恐ろしい。何度聞いても慣れることはない。爆発のたびに心臓は高鳴り、身震いがする。まして子供への精神的な負担は計り知れない。
子供好きで知られたアリにはそれが一番、心配だったのだろう。アリは1人で車に向かい、起爆装置の解除を始めた。その直後、爆死した。
ホークチームの隊長サブリによると、アリはチーム一の実績を上げていた。殉職までに処理したのは、仕掛け爆弾385発、自動車爆弾152台。1日に8台の自動車爆弾を解除した記録は、誰にも破られていない。
13歳を頭に5歳まで、女1人、男3人の子供の父親だった。テコンドーの名手だった。カンフー映画をまねていつも子供たちを喜ばせ、「アリ・ブルース・リー」と親しまれた。
「あの人には、子供が人生のすべてだった」
妻(33)は言った。子供が病気になると、アリは情けないくらい慌てた。食欲を失い、時には自分が心労で体調を崩した。
近所の菓子店には「うちの子には何でも好きなものを与えてくれ。代金はあとで、おれが払う」と頼んでいた。いつ子供たちに会えなくなるかもしれない。そんな覚悟から、子供を思いきり甘えさせたかったのか。
最盛期の04年、ホークチームには58人の仲間がいた。しかし爆弾テロが急増する中で、アリたち25人が殉職。これ以上の危険に耐えられないと、9人が職を辞し、14人が他の部署を希望して異動した。今、処理班に残るのはわずか10人だ。
弟のフセインは何度も、仕事を辞めるか、せめて他の部署へ異動するよう頼んだ。しかし、そのたびにアリは怒った。
「お前たちは、おれを、自分の生活だけ考えて、他人を顧みない臆病(おくびょう)者にするつもりか」
アリは家族の心配も常に肝に銘じていた。爆弾処理に成功するたび、必ず、律義に父親と妻に電話で無事を連絡してきた。毎回、こう言って誇らしげだったという。
「おれたちが、みんなの命を救ったぞ」
○文化放送のポッドキャスト「Podcast QR」
「眠る子守る」闇夜の爆弾処理で殉職(朝日新聞 2007年02月25日)
○大竹まこと 少年ラジオ
http://www.joqr.co.jp/shounen/
http://www.joqr.co.jp/podcast/