12月30日(土)
判決からあっという間でした。
死刑執行に立ち会った政府高官によると、元大統領は最後まで反抗的態度を取り、イランや米国を非難し、イラクを内戦状態の瀬戸際に追い込んでいる反政府勢力を褒めたたえた。
サダム・フセイン元大統領、死刑執行 - イラク(APF 2006年 12月30日)
【バグダッド/イラク 30日 AFP】サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領(69)の絞首刑が30日、自らの政権時代に使用していた拷問施設の一つで執行された。数万人もの人々を死に至らしめるという残虐行為を30年にわたって行った元大統領は、生涯を終えた。
12月31日(日)
スペクタクル社会そのものの現象が起きている。サダム・フセインの死刑執行の画像がネットに出回っているらしい:
○Video of Saddam Hussein being executed - Google Video(フセインの死刑執行の映像につき、閲覧にはご注意を)
携帯電話で撮影された動画は、手ブレがヒドく、画像も粗い。死刑執行場所も、非常に粗末な造りの施設に見える。これらが相まって、イラク人司法当局による裁きのはずの光景が一見するとリンチに見えてしまうのが何とも皮肉だ。
別の見方をすれば、新進気鋭の映像派監督が撮影した映像にも見えてしまう。WTC にジェット機が突っ込む911の惨状や、暗視カメラで撮影された緑がかったイラク攻撃の映像もそうだったが、ココ最近のニュース映像は、今後の映像作家になんっらかの影響を残しそうなストライキングなものが多い。
http://video.google.com/videoplay?docid=-7532034279766935521