11月1日(火)
ブログをやっている人はエライなぁ、と思う。
私は、サイト開設後まもなく日記を書き始めた。パソコンのデスクトップに日記用のファイルを置いておいて、文章だけを書溜めておき、時間があるときにリンクをはったりして HTML 書類にしてアップしている。したがって、時間がないと HTML 書類化できないし、アップもできない。
ブログをやっている人は、リアル・タイムでマメに更新している人がほとんどのようなので、結構タイヘンそうだ。私の場合、ブログにしなかったのは正解だった。たとえばブログで11月1日の日記を12月に公開するとマヌケな感じになるが、HTML で公開すれば、11月1日の日記を12月に公開した証拠が残らない(少なくともブラウザでは表示されない)。
最近は、ポッドキャスティング流行りである。そして、私はラジオ馬鹿である。しゃべって音声で録音するほうが、書くよりもラクそうなので、ポッドキャスティングも要検討か?
11月5日(土)
Steely Dan『シークレット ライヴ・イン・NY (DTS5.1ch)』(Two Against Nature: Plush TV Jazz-Rock Party in NY)を見た。
Steely Dan は私が一番好きな音楽ユニットなのですが、彼らの動く映像は非常に貴重なのです。CONCEPTS FOR JAZZ/ROCK PIANO という作曲の教則ヴィデオを、Steely Dan のカタワレを見るために買ったものだ。テンションが異常に低いドナルド・フェイゲンを見たとき(ほとんど喋らない)、音楽の革新性と本人の精彩を欠いた感じのギャップに驚いたものだ。
今回買ったSteely Dan『シークレット ライヴ・イン・NY (DTS5.1ch)』のほうは、音楽は素晴らしいのだが、歌うときのフェイゲンの口元がフナみたいで気持ち悪かった。
11月10日(木)
今日、スーパーの鮮魚コーナーで鯖が安売りになっていた。特に鯖を食べたいとも思わなかったので、いつもだったら通りすぎていたと思う。しかし、ラベルの表示が目に留まり足を止めた──「イギリス産」。日本に輸出するほど、イギリスが鯖の産地とは知らなかったよ──などと冷やかし半分で google で検索したら、あながち冗談とも言えないようだ。
どうやら、イギリスでは鯖の薫製(smoked mackerel)が非常にポピュラーらしい。なんでも、高価なスモーク・サーモンよりも、安価な鯖の薫製が親しまれているとのこと。食べたことないなぁ。
ところで、英語はワリと真面目に勉強してきたつもりだが、鯖を英語で何というのか今日まで知らなかった。"mackerel" というらしい。妙にカッコいい。他にも、日本語ではショボいけれども英語ではカッコいい魚がけっこうある。例えば "herring" (鰊(にしん))、"sardin" (鰯)など。ちなみに、私の故郷では舌鮃(したびらめ)のことを「くつぞこ」と呼んでいた。扱いも「靴底」相応で、醤油で甘辛く煮つけて食べたりしていた。素材の風味もヘッタクレもない。フランス料理の高級食材がウチの近所では随分な格下げようだと思っていたが、英語でも "sole" と言うそうだ。
鯖の味噌煮をつくる予定だったが、家に着いた瞬間に面倒臭くなり、結局、塩焼きに変更。