10月16日(日)
アメリカのハリケーンで、黒人社会の貧困や警察の黒人に対する差別的な対応で、図らずもアメリカの恥部が露呈した感がある。この問題に関して、ジェシー・ジャクソンやルイス・ファラカンが声を上げているようだ。
1960年代の公民権運動は、映画『ミシシッピ・バーニング』に見られるような悽愴な状況のなか展開し、キング牧師などの黒人が主体の(地位を先占する)運動として進捗し、黒人への差別は公の論題となり、少なくとも解決への端緒が開けた。その一方で、プアー・ホワイトやヒスパニック系市民を巡る問題は、公民権運動から取りこぼされることとなった、というのが一般的な理解だと思われる。
ところが、黒人を巡る差別と貧困は解決どころが温存されていたことが、天災によって図らずも露呈した。所謂「アングロ・サクソン型資本主義」は弱者に優しくない。グローバリゼイションに適合的な「アングロ・サクソン型資本主義」は、新自由主義の教条を得てますます弱者に責め苦を与えている。黒人を巡る差別と貧困が既済のものとは考えていないが、まさかここまで酷いとは思わなかった。
警察は「人種とは関係ない」と火消しに躍起だが、黒人のネーギン市長は「恐ろしい事件だ」と暴行を厳しく非難。黒人運動指導者ジェシー・ジャクソン師は、1992年の黒人大暴動につながったロサンゼルスの白人警官による黒人青年暴行事件に類似した事件だと述べ、迅速な事実解明を呼び掛けた。
黒人イスラム組織「ネーション・オブ・イスラム」の指導者ルイス・ファラカン氏は演説で、ハリケーンの際に政府の対応が鈍かった背景には黒人差別があったと主張。「犯罪的な怠慢」と非難した。
今回の集会は、ファラカン氏が1995年に「100万人大行進」と呼ばれる第1回の大規模集会を始めてから10周年の節目に当たる。ワシントン・ポスト紙が当局者の情報として伝えた推計によると、参加者は約10万人。
同氏は、「(ニューオーリンズで)屋根の上に逃れた人々が金髪碧眼で白い肌だったなら、対応はもっと迅速だったはずだ」と述べた。
この日は黒人男性らが参加した「100万人大行進」の10周年記念集会が行われ、同氏は数千人のアフリカ系米国人を前に演説した。
人種間の緊張も 米南部、警官の黒人暴行で (共同通信 10月11日)
【ニューヨーク11日共同】ハリケーン「カトリーナ」による被害を受けた米南部ルイジアナ州ニューオーリンズで、黒人男性の元小学校教師(64)に対し複数の白人警官が暴行を加えて逮捕する場面が10日、米テレビで繰り返し放映され、黒人が多数を占める同市で人種間の緊張が高まるとの懸念が広がっている。
被災者支援の声相次ぐ 米首都で黒人の大集会 (共同通信 10月16日)
15日、米ワシントンで開かれた黒人の大集会(AP=共同) 【ワシントン16日共同】黒人の結束を訴え、貧困や社会的な不公平の撲滅を求める大規模な集会が15日、米首都ワシントンの中心部で開かれた。黒人にハリケーン「カトリーナ」の被害が集中していたことから、参加者からは被災者への支援を求める声が相次いだ。
米黒人イスラム教組織の指導者、ハリケーン対応の遅れで政府を非難 (ロイター 10月16日)
10月15日、米黒人イスラム教組織の指導者ファラカン氏がハリケーン対応の遅れで政府を非難。写真は米連邦議会前で演説する同氏(2005年 ロイター/Micah Walters) [ワシントン 15日 ロイター] 急進的な米黒人イスラム教組織として知られる「ネーション・オブ・イスラム」の指導者、ルイス・ファラカン氏は15日、ハリケーン「カトリーナ」の被害への対応が遅かったことは「犯罪的怠慢」だったとして、米政府を非難した。
10月24日(月)
夜中にテレビをつけたら「あなたよりバカな人を紹介してください」とかいうのをやっていた。そのなかで、 「ますだまつり」というイヴェントを開催している団体が出ていた。第2回目の開催とのこと。
元プロレスラーの人がやっているアマレスの団体のようで、どこかの区の会議室のようなところを借りて開催している、いかにも手作りな雰囲気だった。エンターテインメント性の強いイヴェントで、「イス VS レスラー」などのカードが組まれていた。結果はイスの逆転勝ちだった。放送されなかったプログラムには、透明人間 VS 透明人間なども組まれていた模様。
倉田真由美が涙を流してウケていた。そしてオレも。
○「ますだまつり」
http://happytown.orahoo.com/masudamatsuri/